自分の人生を考えるとき、家庭のこと・仕事のことなども考えることが普通です。そこでやりがちなケースは、「ただ理想を思い描くだけに終わってしまう」ということです。
新年の抱負のように計画を立てては見たけど、なかなか行動に移せないのはキャリアの描き方に問題があります。
実行に移すためのキャリアの描き方は、目標に対して具体的な数字を入れることです。自分の描く未来のビジョンに数字を入れることで初めてゴールとなります。
そしてこの数字は、決めるときに注意してほしいことがあります。たとえば自分の収入を今よりも30%増やすことを目標にするよりも、少し背伸びして50%といった設定の方が良いです。
もちろん到底不可能な数字はかえってモチベーションを下げてしまい、計画の意味がありません。ポイントは「届くかギリギリのところ」といった程度が目安です。
また、仕事だけをキャリアとしてみるのではなく、自分の人生・自分という人間について考えてみるのも大切です。
仕事一辺倒でほかの面、たとえばボランティアや地域の活動など社会的・文化的な面で自分を一度見てみるのも大切です。
定年後、仕事を辞めた自分に残っているものが何もないのは寂しいものです。キャリアビジョンは転職をする際にも評価される面でもあります。
たとえば、「3年後・10年後のビジョンを教えてほしい」と面接で質問されるケースはよくあります。このときにちゃんと答えられるようにしておくためにも重要でしょう。